8th ASAKUSA NEW YEAR ROCK FESTIVAL 1980-1981

浅草国際劇場

みんな不良少年だった。 SO WHAT!?

ヒカシュー

巻上公一(ボーカル、ベース)/海琳正道(ギター、ボーカル)/戸辺哲(サックス)/井上誠(シンセサイザー)/山下康(シンセサイザー)

運命と対決する覚悟はできているだろうか。 できそこないの前衛。キックオフもできやしない。 輸入超過の名札は開き直り、日本に資源はないのだろうか。昨夜、文化という名の犬が凍えて病気になった。ずいぶん、なまいきな犬で、俺が近くを通るといつも吠えつきやがった。病気を売り物にしてはいけない。治す気持ちがないのなら、俺は文化にそう言った。俺はでっかい太陽持っていた。凍える心配はとうぶんない。ヨカッタナ!(巻上公一)

 今、自分の身のまわりに固まりがあったとしたら、棒でつっついてみたい。何が起こるかわからない。そんな感触を確かめる為に生きてみたい。もし太陽がもうひとつあったとしたら考えかたが変わるだろうか。もし、そうだとしたら、僕がそのもうひとつの太陽を作ってみたい。1978年8月あるショッキングな出来事が起こった。それは、その場にとどまらずに静かに走りだしていた。(ヒカシュー)それがもうひとつの太陽だとしたら、人々はすべてのことを(ヒカシュー)にぶつけてくるであろう。ひとつの細胞として確実に大きくなりつつあった。その姿を目にしたものすべてが頭から離れることなく、個々に生活をしていることだろう。頭の中にもうひとつの太陽を見ながら(ヒカシュー)の姿を遠くから見ているのだろう。空に浮かぶもうひとつの太陽を見るように。

巻上公一 公式サイト